1995年に設立されたロコシス社(LOCOSYS Technology Inc.)は、エレクトロニクス・ナビゲーション・GPS関連アプリケーションなどのエリアでGPS関連製品の開発にフォーカスし、システムからアビオニクス、自動車、消費者向け電子機器のハードウェアとソフトウェアの両方に及ぶ付加価値の高い製品を提供しています。
Locosys社 ST-1612i-DGX DR(Dead Reckoning) moduleは車載位置捕捉向け製品にはピッタリな製品です。
ST-1612i-DGXは3D加速度測定、3DジャイロスコープMEMSセンサーを内蔵し、DRソフトウエアを搭載、そしてST Microelectronics社のTeseoⅢをチップとして利用しております。
都心やトンネル、立体駐車場といった捕捉が困難な場所でDead Reckoningの精度はさらに上がり、ソフトウエアによって完全な捕捉が可能となります。
このモジュールは先に述べた3D Dead Reckoningに加えて、GPS,GLONASS,GALILEOとQZSSの位置捕捉と同時に捕捉可能です。
高い捕捉感度があり、さらに省電力、サイズの小ささも相まって使用者に非常に使い勝手の良いものとなります。
ST-1612i-DGXはAEC-Q100を準拠したGNSSチップを利用し、IATF16949認証拠点にて製造されております。
<デッドレコニング(DR/自律航法)技術>
現在車両は通常、GPS/GNSSを使用して測位されています。
しかし、実際のアプリケーションでは、GNSS衛星信号は、高層ビル、高架道路、地下駐車場、トンネル、密集した木々および測位精度を低下させる可能性があるその他の保護環境下では、完全に信頼性があるわけではありません。
したがって、ナビゲーションの精度を向上させたい場合は、デッドレコニングナビゲーションが必要になります。
<GNSSとのデッドレコニングの組み合わせ>
デッドレコニングとGNSSの完璧な組み合わせは、自動ナビゲーションにとって最適です。
GNSS信号、ジャイロステアリング情報、Canバス速度/パルス推定と組み合わせることにより、シームレスかつリアルタイムの正確な測位が実現します。
GNSS信号が失われた場合には、走行中であっても正確にナビゲーションし、位置を特定することが可能です。
詳細につきましては、次の動画をご覧ください。
*動画の枠内に再生ボタンが表示されない場合はブラウザの再読み込み(リロード)機能を使用すると表示されるようになります。
黄色線トラック: GNSS + DR / ライトブルー線トラック: DR
撮影場所:上海人民路海底トンネル
黄色線トラック: GNSS + DR / ライトブルー線トラック: DR
撮影場所:7階建て洛陽駐車場
赤線トラック: GNSS + ADR / ピンク線トラック: ADR
撮影場所:地下6階駐車場
ADR(=Automotive Dead Reckoning
オドメーター入力(Odometer)、UART、CAN BUS
エム・アールエフ㈱はLOCOSYS社の正規代理店です。
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