英国ミリ波メーカーのReliaSat(旧Arralis)社から、Kaバンド・フェーズドアレイ・ビームステアリングアンテナの新製品が発売されました。
小型でフラットな形状の本製品は、衛星通信、航空通信、遠隔地での地上通信、および5G等のアプリケーションでお使いいただけます。
・送信周波数:27.5-30 GHz
・受信周波数:17.7-20.2 GHz
KKa-FPA-1730-A データシートはこちら
【当記事の内容】
✅ 特長
✅ アプリケーション
✅ なぜKaバンド・フェーズドアレイ・ビームステアリングアンテナを開発?
✅ よくあるご質問
KKa-FPA-1730-Aは、方位角と仰角の両方で-60°~60°のステアリング機能を保ちます。
また、ビーム幅とサイドローブに関するITU規制に準拠しています。
ReliaSat(旧Arralis)社は64個の素子を用い、高利得で薄型のビームステアリングアンテナを設計しました。
本製品は、アナログ位相シフタと振幅操作により電子的に制御します。
また、ビームをステアリングし、放射パターンを生成します。
✅ 衛星通信
✅ 航空機・無人航空機向け衛星通信
✅ 遠隔地での地上通信
✅ 5Gアプリケーション
ReliaSat(旧Arralis)社のKKa-FPA-1730-Aは、薄型で、広いステアリング範囲(-60°~60°)をカバーします。
また、性能に影響を与えることなく簡単に取り付けることができるため、移動式通信衛星に最適です。
【機械的に制御されるアンテナ】
✔ サイズが大きい
✔ 重量がある
✔ 信頼性の面で限界がある(長期的な信頼性が低い)
✔ 制御に時間がかかる
✔ 低地球軌道、高データレートの衛星追尾に必要な追尾速度により、パフォーマンスが損なわれる
【電子的に制御されるフェーズド・アレイ・アンテナ】
✔ 小型
✔ 軽量
✔ 簡易な操作
✔ 高速制御
✔ 長期的な信頼性
✔ 複数の衛星を追跡可
送信周波数は27.5-30 GHz、受信周波数は17.7-20.2 GHzです。
通信衛星は欧米を中心にKaバンドが主流となっています。
-60°~60°です。
64素子です。
(L) 500 mm x (W) 170 mm x (H) 55 mmです。
アンテナはFull-Duplexで、送信用と受信用に別々のアレイを備えています。
レドームです。
当記事では、ReliaSat(旧Arralis)社の新製品であるKaバンド・フェーズドアレイ・ビームステアリングアンテナ「KKa-FPA-1730-A」についてご紹介いたしました。
英国ReliaSat(旧Arralis)社は、K/Kaバンド、Wバンドなど、ミリ波のデバイスからサブシステムまでを提供するメーカーで、欧州宇宙機関(ESA)、Airbus(エアバス)、Boeing(ボーイング)、GM(ゼネラル・モーターズ)などと共に、技術開発を行っています。
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地上に限らず宇宙通信も通信の大容量化が急速に進み、欧米ではKa-バンドの通信衛星が主流となってまいりました。
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