移相器(フェーズシフタ)は、ビームステアリングアンテナ、フェーズドアレイアンテナの制御等に使用されます。
当記事では、ミリ波レーダ、5G通信システム、衛星ダウンリンクの構築等にお使いいただけるReliaSat/リライアサット(旧Arralis)社のK/Kaバンドアナログ可変移相器をご紹介いたします。
【当記事の内容】
◾ アナログ可変移相器/K-PS-1721(17-21 GHz )、Ka-PS-2533(25.5-32.5 GHz)
◾ Ka-PS-2533(25.5-32.5 GHz)の特長
◾ アプリケーション
K-PS-1721、Ka-PS-2533は、それぞれ17~21GHz、25.5~32.5GHzの周波数帯域で、350 ᵒ および360ᵒ 以上のスムーズな位相変動を可能にする MMIC アナログ移相器(フェーズシフタ)です。
すべての周波数帯域にわたり、優れたマッチングと非常に低い挿入損失、および優れた位相トラッキングを備えています。
本製品は、デジタル移相器(フェーズシフタ)の代替となるもので、-0.5~0.7Vの範囲で制御電圧(VD)を変化させることにより、必要な位相遅延を可能にします。
また、ダイの下面に金メッキが施されているため、精密なダイアタッチに加え、熱圧着および超音波熱圧着(サーモソニックボンディング)にも対応しています。
このため、MCMやハイブリッドマイクロ回路アプリケーションに最適です。
✅ 17-21 GHz
✅ 挿入損失:6 dB
✅ リターンロス:9 dB
✅ 350ᵒ 位相変動
✅ 25.5-32.5 GHz
✅ 挿入損失:7 dB
✅ リターンロス:5 dB
✅ >360ᵒ 位相変動
✅ 周波数変換
✅ ビームステアリングアンテナ
✅ フェーズドアレイ
✅ IOT
✅ セキュリティ
✅ 5G
英国ReliaSat(旧Arralis)社は、衛星通信、航空宇宙マーケットに特化したミリ波メーカーです。
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