LOCOSYS MC-1612-DGは、ARMプロセッサ内蔵のシングルバンド、マルチシステム対応製品です。
GPS、GLONASS、GALILEO、 QZSSと SBASに対応しているだけでなく、フラッシュメモリTCXO、RTC 水晶、LNA と SAWフィルタが内蔵され、 MEMSセンサが内蔵(6方向加速ジャイロ)、 1-hole pressure (オプション) Micro-Electro-Mechanical Systems (MEMS) センサー、 DRソフトウエアを搭載しております。
カルマンフィルタのアルゴリズムはGNSSとMEMSセンサーのデータを組み合わせ、GNSSの信号の強さによって判断されます。
都心、トンネルや地下駐車場など位置捕捉が難しいところではDRが正確性をさらに増し、ソフトウエアが不足分を補完します。
3方向DR、NMEA出力と各種マッピング要求を準拠します。
ADR (Automotive Dead Reckoning mode) モードでは、 MC-1612-DGは高い捕捉精度とデッドレコニング性能を発揮し、リアルタイム1.5m精密捕捉を達成しながら低消費電力も叶えます。
ソフトウエアは内蔵センサーの信号のほかに、車輪の回転速度、前進・後退運動の各信号を感知し、ナビゲーションシステムに対して高い精度の精密さを発揮します。
高い精度を誇りながら、低消費電力と極めて小さなサイズを達成しております。
UDR (Untethered Dead Reckoning mode) モードでは、MC-1612-DGがトンネルや都心や地下など衛星信号の受信が難しい地帯で、車両から速度情報を得ることができないとき、内蔵MEMSセンサーを用いて、シームレスな捕捉を可能にします。
MC-1612-DGはGNSS/ADR/UDR | 3 in 1(3つの技術をひとつのモジュールに納めた)シームレス捕捉が可能です。
MC-1612-DG は不感地帯や厳しい環境下でも高い精度を誇ります。
お客様の設計はMC-1612-DGの3 in 1技術を用いることにより(速度情報を車両から得られるかどうかによりどの技術を使用するか選択できます)容易な設計、設計時間の短縮、設計リソースの節約をしながら期待以上の精密な補足性能を得られるという恩恵を受けることができます。
<デッドレコニング(DR/自律航法)技術>
現在車両は通常、GPS/GNSSを使用して測位されています。
しかし、実際のアプリケーションでは、GNSS衛星信号は、高層ビル、高架道路、地下駐車場、トンネル、密集した木々および測位精度を低下させる可能性があるその他の保護環境下では、完全に信頼性があるわけではありません。
したがって、ナビゲーションの精度を向上させたい場合は、デッドレコニングナビゲーションが必要になります。
<GNSSとのデッドレコニングの組み合わせ>
デッドレコニングとGNSSの完璧な組み合わせは、自動ナビゲーションにとって最適です。
GNSS信号、ジャイロステアリング情報、Canバス速度/パルス推定と組み合わせることにより、シームレスかつリアルタイムの正確な測位が実現します。
GNSS信号が失われた場合には、走行中であっても正確にナビゲーションし、位置を特定することが可能です。
詳細につきましては、次の動画をご覧ください。
*動画の枠内に再生ボタンが表示されない場合はブラウザの再読み込み(リロード)機能を使用すると表示されるようになります。
黄色の動線: GNSS + DR / ライトブルーの動線: DR
撮影場所:上海人民路海底トンネル
黄色の動線: GNSS + DR / ライトブルーの動線: DR
撮影場所:7階建て洛陽駐車場
赤の動線: GNSS + ADR / ピンクの動線: ADR
撮影場所:地下6階駐車場
ADR(=Automotive Dead Reckoning)、UDR (Untethered Dead Reckoning)
オドメーター入力(Odometer)、UART
エム・アールエフ㈱はLOCOSYS社の正規代理店です。
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